俺史上最も美形な人に出会った。
僕は実は「美人恐怖症」ってやつで。あまりにきれいな人を見ると緊張しちゃいます。誤解を恐れず言うならば、美人はどっちかっていうと造形物というか芸術、鑑賞用であって。遠くから愛でることに価値と悦びを感じるのです。夏目アナと結婚する前にはなんとか克服するけどね。
で、なんでそんな話かっていうと。もうそれはほんとにきれいでかわいらしい人がいて。
塾の生徒ですよ。
「うわこいつ本物のロリコンかよマジきめーな頼むから犯罪だけは起こしてくれるなよこの変態が」とか引かないでください。いや俺もね、ちょっとやそっとのかわいらしい子にはなんとも思いませんよ。小学生なんてクソガキですよいろんな毛が生えそろってから出直してこいって話ですよ。ただね、今回は違うの。
ハーフなんです。
いや、これやばいよ?お人形さんよ?天使よ?妖精よ?もういわゆる画面の向こうから出てきたっていうまじもんのやつよ?
いやもう冗談抜きでこのレベル。写真はイメージですってつかないレベル。
今まで出会ったなかでいちばんきれいだと思ったのは乃木坂46の白石麻衣さんで芸能界最強の天使は中条あやみさんだって思ってたけどそれらを軽く凌駕するクソ美少女っぷり。こんな小汚い塾も彼女の周りにだけ春のそよ風が吹き、心なしかシャーペンも微笑んでる気がしました。
俺「えっあれ誰あれ誰あれ誰」
小6♀「あーMちゃん。ドイツと日本のハーフだよ。かわいいでしょ?」
俺「(うなずく)」
いくら美形といえど相手はたかが小学生。担当じゃないけど席が近くなったから意を決して話しかけることに。
俺「こ、こんにちは」
Mちゃん「こんにちは」
俺「ハ、ハーフゥ?」
Mちゃん「うん」
俺「・・・」
ホントに明るいしかわいらしくて礼儀正しい子。日本人見習え。ただ「ハーフ?」って聞かれすぎて答えるのだるい感じが潜在的にあったよね。ごめんねお兄さんきもいよねそんなの気にしないけど。
俺「な、何年生?」
Mちゃん「5年生。・・・あっ間違った6年生!!」
かっかわゆい!!!
インターナショナルにちょっと通ってただかで9月が新学期とまちがえちゃったのかなまあどっちでもいいかかわいいし。日本語ぺらぺらだよ。ばりばりだよ。すごいなんか不思議な感じがします。顔はけっこうあっちよりだからホントに外人さんが自国じゃない言葉を発してる違和感というかギャップというかそれにちょっと感動しました。
まあどもりながらもそこで会話は終了。もっとオープン・クエスチョンで会話を盛り上げることができたらと反省してます。ま、これからだ。見つめ合うと素直におしゃべりできない津波のような侘しさに怯えてる系男子はせやん、この天使ちゃんともちっと仲良くなってきます。
なんて書くとホントに危ない人みたいだね。他の生徒と同じように接していきます。
でわ。