てんぱ日記4

就活が終わり卒業単位も取得済みでそのうえ卒論も書かないという圧倒的暇をもて余した僕がブログを再開したんですけど暇な日は書くことなくて暇じゃなかった日はもう書くのめんどいってなるこの葛藤を乗り越えて書いてる暇人の暇人による暇人のための別に今流行りの意識高い系ブログではないのでまずは気楽にブックマークするところから始めてみたら良いと思うよ。

小指立てないで‼

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内定式後の飲み会で言われた。たぶん僕はレモンサワーを飲んでいたと思う。「たまたま立っちゃっただけじゃん笑」と返したが、なぜ1度や2度会った女に文句を言われなければいけないのか。くそが。




そもそもなぜ小指を立ててはならないのか。誰の小指だ?俺の小指だ。てめーに言われる筋合いはない。あのまゆゆだってマイクを持つときは小指を立てている。なぜ俺は小指を立ててはならない。20文字以内で簡潔に説明せよ。






「小指立てないで!」と言われてそれからはや1ヶ月。腹立たしいことに気づくと自分の小指に注目している自分がいる。するとなんと言うことか、ペットボトルを持つときも髭を剃っているときも、なにかにつけて僕の小指は立っていた。申し訳なさそうに、謙虚に、それでも確かに立っていた。






まじまじと見てみると、確かに不自然な形ではある。定位置につけ。なぜそこにいる。お前の居場所は薬指の隣だ。それが嫌ならせめてしゃんと立て。なんでそんなにも弱々しく自信なさげなんだ。大丈夫。みんな見守ってるぞ。がんばれ!!







考えてみれば小指が立ってしまう原因は、扱ってるものが軽いからだ。かばんを持つときもフライパンを使うときも人指し指から小指まではキレイに並んでいる。綱引きの際に必死の形相の中小指をピンと立てているヤツなんか見たことない。悪いのは小指ではない。小指がいなくても成り立つという状態、空間、世界そのものがいけないのだ。




そこで僕はふと思い出した。体育のサッカーの時間、ゴールをグラウンドに運ぶ際に決まって存在する調子乗りだ。彼らは気づくと手を抜いている。ゴールの内側に入ってふざける。注意されてもゴールの下に優しく手を添え「持ってるしww」と言う。ぶっとばすぞクソガキ。





しかし今考えると彼らのその行為は、魂の叫びではなかっただろうか。自分がいなくてもゴールは無事運ばれる。自分はいらない。自分は必要とされてない。それはとても辛く、苦しい。自分を見てほしくて、認めてほしくて、結果彼らはゴールから手を離しちょけてしまう。小指も同じではないか?






そう思うと健気に立っている自分の小指が急にいとおしくなってきた。さみしい思いさせてごめんな。ちゃんと見てるぞ。ここにいていいんだぞ。親指、人指し指、中指、薬指、そして小指。お前ら全員揃って俺の手だ。愛してる。







ってことを考えさせてくれた女の子と奈良観光デートしてきました。無事に脈はなさそうです。






でわ。