「ぼくは勉強ができない」を読んで。
しかしね。ぼくは思うのだ。どんなに成績が良くて、りっぱなことを言えるような人物でも、その人が変な顔で女にもてなかったらずい分と虚しいような気がする。女にもてないという事実の前には、どんなごたいそうな台詞も色あせるように思うのだ。
山田詠美著「ぼくは勉強ができない」
強烈ゥ。
なんだろう、この有無を言わせない感じ。絶句しちゃいました。
勉強はできないけど女の子にはもてる時田秀美くんが、がり勉委員長に抱いた気持ちです。
「でもお前もてないじゃん」
「でもお前彼女いないじゃん」
「でもお前童貞じゃん」
う・・・あ・・・わああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ
もしかしたらその人にとっての価値を置くべきとこが対女ではないかもしれない。一途に何年も思い続けている相手がいるのかもしれない。
「でもお前もてないだろ」
ついに本質というか人としての芯の部分を揺さぶられたような気がしてしまったのは僕がもてないからでしょうか。今までずっと隠し続けていた真実を17歳の少年にあっさりと見抜かれてしまって動揺しました。
おすすめの小説です。おもろかった。
でわ。